タチウオに会いたくて

岸壁からのタチウオの餌釣りの場合、冷凍のキビナゴやイワシ、アジ、サヨリなどを付けて釣るタイプと神戸港で盛んな生き餌を使って釣るズボ釣りなどが非常に有名です。後者の場合、ポンプで小さなバケツに昼間サビキで釣ったイワシやアジを生かせて生き餌を使って釣ります。当然、生き餌ですので海中で動く餌がタチウオにも目立ち釣果に大きく影響します。その生き餌を事前に確保できない場合などは、どうしても市販の冷凍餌に頼るしかないです。

釣果のポイントはここにあり「いかにタチウオに食ってもらうか」ということになります。
私は、これこそがアタリを多くとる最大のポイントだと思っています。

アタリが無い時などは海中で不自然に餌が動いてないかなど、いつも考えています。
餌替えも、ひんぱんに行い新鮮な餌を投入します。餌がふにゃふにゃになってもちょと困る。

その意味も含めてウキ釣りの場合もズボ釣りの場合も必ず１本針を使用することを拘っています。

１本針で餌を付けると海中で動いてくれる「ゆらゆら～～」想像してるーーー。（いいぞ、その調子・・・）

釣具屋さんには市販の２本、３本針など沢山の種類は販売されていますが、やはり自作の仕掛けには勝てません。

実際、食いの悪い時に使用してウンザリしたことがあります。

市販はワイヤーが短く太かったり針が小さすぎたりで自作仕掛けで釣れた喜びはまた、違ったものです。

私の自作仕掛けで釣れてなかった友達も爆釣りしたことがあります。

タチウオ釣りが、もっともっと面白いものになります。

１０年以上前にはマリリンもまだ、タチウオの面白さも知らない時、私の夜のタチウオ釣りに付いてきてて偶然に２本の竿に同時にアタリが来てしまった。２本とも～みたいに困って私は１本の竿を持ってタチウオとやりとりしてた時に隣の竿先の凄いアタリを見て、状況的に始めてマリリンもう１本の竿を持ってわからないまま、やりとりをすることなった。
結局、そのアタリは釣り上げることが出来なかったのけれど、竿に感じる「ブルブル」の感触が良かったらしく、それからマリリン竿も買って一緒に釣りをするようになり今では私より釣果も凄い。

私は２本竿を竿立てに乗せてアタリが来てから竿を持つ完全なズボ釣り師、マリリンは１本の竿をタチウオを探るように微妙に動かしてアタリを取る誘い釣り師。

私も同じように真似をするけれど５分ももたない（ＸＸ）

女は出来て、男には無理なのか？私が無理なのか？？である。

マリリンとの最大の釣果の違いは「いかに自然に餌を動かすか」である。

竿立てに置いての釣りでは餌がうまく動いてないな～～。

いつも、ここで大きく差がついてしまう。

多少海面に小さな波があるときや微妙な風がある時は竿先も微妙に揺れてズボ釣りも有効なのだが・・・。

結局、ルアー、ウキ、引き釣り、ズボ釣り、誘い釣り、全ての釣り、いかにタチウオに小魚が泳いでいるように見せて騙すかなのだと思う。

お腹の空いたタチウオばかりじゃないだろうしね・・・。


　　永吉