タチウオに会いたくて

～～～寒風北風が吹き込む飾磨港～～～

2008/11/21（金）

一万トン岸壁、今夜は予想外の大型外国船が停泊し、南端からクレーンもう少し北のゲートまで完全封鎖。

永吉　「あかん。。。今夜はゲート封鎖や＝！」

飾磨埠頭中央あたりは進入できるものの、、、

マリリン　「人も多いし空いてるとこないね」

竿を出せる所が「こりゃ！無いで！」。。。と言いながら北上すると一番北の船が停泊している南側のみ空いてた。

永吉　「あ～、やったぞ！ここならできる！」

マリリン「よかったね」

でも一万トン岸壁からは、めちゃめちゃ北の方で予想外のゲート封鎖で１週間の楽しみが「なんでやねん！」みたいな調子でトーンダウン。

お隣でウキ師の方が遠投中、声をかけてみる。

永吉　「どうですか？」

ウキ師さん　「今夜はアタリが無いですよ」

永吉　「えー？寒すぎるのですかね」

ウキ師さん　「昨夜はまあまあアタリがありましたが」

ウキ師の方、仕事帰りに毎日、１時間ほど竿を出すらしいが
今夜はだめだと。。。

話しながらマリリンの竿を用意し、マリリン投入～。

しかし＝！

投入から１分も経たない間に１本目！！

永吉　「はや＝！今日はめちゃめちゃ１本目が早い」
（来たばかりやのに凄い！お隣の釣り師さんも驚き～）

マリリン　「入れたらすぐにきた＝！」＾＾

１本目を上げて２投目投入。

でも今夜は今週のドンときた寒さで北風も冷たいし汲み上げた海水も冷たくていつもの調子でタチが回遊してるのだろうか？

続いてまた、マリリンのアワセ。。。！！（スゲ＝！）

開始から１０分程で２本目ＧＥＴ＝！（やるう＝！）

永吉は竿受けにセットしたまま、お隣の釣り師と談笑中。よーく話をすると、この岸壁に近くにある会社の従業員さんで、それがそれが偶然に永吉の取引先の会社だった。

永吉　「なるほど、あの会社の従業員さんだったんですかぁ～」

それがわかり、またまた、そこから話も盛り上がり、おしゃべり釣行に。。。

今年、好調な飾磨港のタチ情報を聞いて今年、始められたタチウオ釣りで２週間前に初めて釣り上げた指４本オーバーからハマリまくりらしい。

しかし釣り師さん、ジャンパーは着てるものの軽装でブルブル震えながらの釣りになっている。永吉、マリリンは今夜の冷たい風と気温を覚悟しフード付きの完全防寒スタイル。

『しかーし、今夜はほんまに寒い！顔が冷たい～し」
（ノックアウトされそう）

マリリンも２本を釣り上げてからも積極的に竿で誘うが全くアタリが出ない。

永吉、おしゃべりしながら何度か餌を確認するが開始から１時間半経過しても１回も無いアタリ。。。（トホホ。さびしーい）

餌交換。。。今夜もキビ特攻隊なのだが（笑）
さすがにこの水温も含めて外気も極端な気温の低下が原因でタチが回遊せずにじっとしている状況が考えられる。岸壁にも寄り付いてないようだ。

しかし、お隣の釣り師の南側では２人組さんが立て続けに２本、釣り上げるのを確認する。

永吉　「あそこ釣れてるで！」

マリリン　「動き出したんかな」

が、開始から２時間経過すれども永吉の竿は動かない。。。。

寒さは増してる感じ。。。

永吉　「マリリン、あかんな。もうちょっとしたら帰ろか」
（今夜はポイントも北の方やしタチおらんし・・・なあ）

マリリン　「え？？帰るん？？」

永吉　「今夜の冷風海では、タチも活性もありゃせんで」

　　　「餌もとらんと、じっとしてる感じやな」

　　　　「もう少しやるか？寒くないか？」

マリリン　「うん」

開始から２時間半経過、やっと永吉に待望の１本目を釣り上げる。

でも今夜は続かない。

マリリンがあれほど集中して竿を持っているのだがアタリを取れないはずはない。

（やっぱり居ないのか・・・）

マリリンがついに竿を竿受けに置き竿。

マリリン　「疲れた＝。全然アタリないもん」

しかし、再度、竿を持って誘い出す。（すごいな。真似はできんわ）

すると
マリリン「あっ！バケツにネコが！」

永吉　「なに“！－」

振り返りみると、

永吉　「え＝！？信じられない～」

バケツの中を覗き込む猫の姿。

永吉　「シッ＝！こら“＝！向こういけ！」

尻向けて釣りをする釣り客のバケツの中の獲物を狙う野良猫だった。

（周りが暗いから猫がきてるのも全然、わからんかった）

１匹目の猫が何処かに行った、その時・・・

またもや！今度は餌のキビナゴのタッパー目がけて別の猫が、すぐ傍まで来ていた。

マリリン「また、来たよ」

永吉　「こらー！来んな！」
一目散で何処かへ。。。

永吉、１匹キビナゴもって探しにいくが何処に隠れてるのか発見できず。

（あいつら腹へってたんかな？）
「可愛い顔した猫やったけどね」
ここでお隣の釣り師も帰られるということで猫の話で大笑いしながらお別れ。


風がまたまた冷たくなり、

永吉　「そろそろほんまに帰えろ」と話してたその時、

永吉の竿に久しぶりのアタリ、久しぶりで緊張したが、確実に食わせてやっとのことで２本目を釣り上げる。

すると同時に

マリリン　「ワタリさん来たよ！」

永吉　「何？ワタリ哲也さん？」

海面の泳ぐワタリガニ発見！！

永吉の素早い得意技のタモ入れキャッチ！！ワタリさ～んＧＥＴ＝！

寒い今夜の釣行もここで納竿。。。（ほんま寒かった）

１万トン岸壁に船が入りゲートが閉まってるわ、タチがあまりの寒さで回遊無しの今夜の飾磨港。

まさに「タチが凍りつく飾磨港だった！！」