2006年11月07日
今でもハッキリと思い出す。75cmタチウオ歴史の1ページ!

最近、急激にタチウオ釣りを始められる方が増えています。
男女を問わず子供からおじいちゃんまで。
その面白さに皆がハマル~!
私はタチウオと出会ってから10年以上になります。15年になるかも・・・。
それまでに川釣りからバス釣りやチヌ釣りなど色々な釣りをしていた私が何故、タチウオ釣りに夢中になるのだろう。
随分と月日が経ったけど、第1号のタチウオの感触だけは今でも昨日のことのようにハッキリと覚えています。
背中に電気が走ったのも。鳥肌が立ったのも。
釣り上げてブルブル震えたことも。(もう、必死だった)
それは偶然に釣具屋で会った知り合いとのきっかけというものである。
今となっては彼には非常に感謝している。
そのころのある日、ま○は釣具にカレイの仕掛けを買いに立ち寄った時、そこへ来ていた以前から仕事の関係で知り合いのマツ君と偶然に会った。
「マツ君釣りするの?」聞くと
「タチウオ釣れてるで。この前も行った。土曜の夜、行かない?」と誘われた。
急に誘われたがマツ君の話を聞いてて「面白そうやな」と思い、
「行こう、行こう」と話に乗る。
どんな仕掛けを使うのかも、まったく知らない私はマツ君と店員さんに聞きながら揃える。
当然、市販の仕掛けを購入。また、今では考えられない平行2本針だった(笑ってしまう)
マツ君「ケミホタルは75でないと絶対駄目だ!」と必死で話すマツ君を信じてケミホタルの75を買う。竿先に付けるケミホタルもいっしょに購入する。竿先が良く見えると、これもマツ君に薦められて買う。
その週の土曜日21時に、その、ま○は釣具で待ち合わせ。キビナゴ買って1万トン岸壁を目指す。
波止はすでに、入るところが無い混雑状態。
本格的な装備で竿立てを横に置き投光器をセット海面を明るく照らされている、おじいさんの横に入れてもらう。
周りを見ると、ぎっしりと釣り人が並ぶ~~。
縺れそう。
「こんな岸壁から、ほんまに釣れるんかいなあ?」と聞くと
マツ君「だいじょうぶ、だいじょうぶ、はよ、用意し」と準備にかかっている。
私も急いで準備する。
(でも、どういうふうにケミホタル付けるん?キビナゴどんなふうに・・・?)
また、マツ君、タナを教えてくれるが「えらい、浅い、1ヒロ??」
「棚、浅ない??」と聞くと
「タチウオは浅いところで釣れるや!」マツ君自身を持って言い放つ。
「・・・」
私は言われるように浅いタナに餌をつけて投入する。
2人とも置き竿。2人とも3.6m投げ竿!?(これでエエンか?)
30分程して、隣の投光器のおじさんがタチウオ釣り上げたああああああ!
「キレイーー目茶苦茶、銀銀して綺麗(感動―――!)」
「なるほど凄い!タチウオのこの岸壁から釣れるんや!」
はじめて釣り上げるタチウオを見て
だんぜんやる気になるが・・・、
それから周りの人はちょこちょこ釣れているが、2人共タチウオのアタリすらない。
タチウオのアタリが、どんなものなのかも解らない。
あっという間に時計を見ると深夜の0時。
寒い時期なのでマツ君と車の中から竿を監視することにする。
まったく竿に変化なし。アタリなし・・・。
マツ君、その前の土曜日に船の横で初めて1本釣ったらしい。
(なんや、まだ1本しか釣ったことなかったんかいな)
午前2時になってマツ君、明日用事があるので帰宅、ここからは一人での釣行。
置き竿のまま「ウトウト」車内で眠ってしまう。
午前6時頃、慌てて起きて餌を確認するが齧りも無い・・・。
薄明るくなりかけた周りをみると徹夜組がポツン、ポツンと。混雑していた岸壁もスキスキ状態。
まったくアタリが無いので上層で釣りをしていたタナを3ヒロ程おろして置き竿。
ここは1万トン岸壁、大型船が停泊する港なので深さも10m~15m程あるらしい。
「なんでだろう?」周りでは釣れているのに?と思った瞬間!
穂先に「グイー」とアタリを確認。
私はすぐさま慌ててアワセ~~~・・・。(アレ~だめだったぁ)
かかっていない(ショボン)
10mぐらい隣でズボ釣り師の2人組のオジサン。
それを見ていて。
「あかん、あかん、じっと待って食わせなあかん」と話かけられる。
おじさん「私ら昨夜から徹夜で2人で合計18匹釣った」
全然アタリ無しの寂しい釣行の私と違い18匹の釣果。
「凄い!どんな釣りなのだろう?」と色々質問すると
自作の仕掛けを使用、非常に拘りがあるらしい。私は真剣に話を聞く。
2人のおじさん岡山から来られていました。
毎年このシーズンはこの飾磨港で釣行されるらしい。
「明るくなったのでもう釣れないので私らは帰ります。この仕掛け使ってみる?」と
そのおじさんが徹夜で使用していた2本の自作仕掛けを頂いた。
「この仕掛けをみて研究して~」と優しいお言葉を頂き2人のおじさんと別れる。
「ありがとうございます!」なんだか釣れてない私なのに嬉しい気分になる。
「2人で18本か??」
「凄いなあ」私なんか同じ徹夜でも朝方にはじめてのアタリが1回来ただけ・・・。
「悔しい~なんでこんなに違いがでるんやろう」
「よーし全体!釣ってやるぞおーーー!」と、ますます気合が入る。
今夜、タチウオ、リベンジだあー!









そしてその日曜日の夜、岡山から来てたおじさんにもらった自作の仕掛けを持って1万トン岸壁に向かう。
今回はマリリンも同行。ただ、釣りをするのは私だけ。19時に岸壁に到着。
人がずらりと並び今日も大変混雑した岸壁だ。
昨夜、隣でさせてもらった投光器のおじいさんの所へ今日も入れてもらう。
おじいさんも昨夜はタチウオ6本釣ったらしい。(いいなあ~)
私は今日も3ヒロのタナで釣る。貰った自作仕掛けをつけて。
今日は昨日と違い何度かアタリがあるが、置き竿から持って上手に食わせられない。
タチウオが離してしまう連続。
何度目か激しく竿先にアタリを感じる。急いで竿を持ち様子を見る。
「ブル、ブル、ブル」「コン、コン」と竿先が何度も小刻みに下に沈んでいき持った手には凄い魚振を感じる。
これがタチウオなのか?
隣のおじいちゃん「きてる、きれるでえ」
岡山のおじさんが言った「じっと待って食わせなあかん」を思い出しとにかく時間をかけて食わそうと決めた。
手が震える~~。
やりとりに5分は経過した「コン、コン」のその時、アワセたあーーーーー。
「ビシ」みたいに
アワセと同時に強い引きを感じ、背中に電気が走った。もう必死!
「凄い引きだあー」
隣同士、お祭りしないように必死で巻き上げる。
ほとんどゴボウ抜き!
すると海面に浮上したーーー。
「いやでかい!タチウオ!初めてのタチウオがキターーー」
震えながら、とにかく落とさんよう連続巻上げでゴボウ抜き釣り上げた。
「やったあ、やったあ」
車の中で「ウトウト」してるマリリンに
「釣ったぞーー、マリリン釣ったぞー」とタチウオぶら下げたまま車の方にぶら下げ見せるがタチウオ、針が外れて車のボンネットに「ボトンッ」
マリリン寝起きのような顔で「えーー、タチウオ釣れたん」と車の外に出てくる。
タチウオ、ボンネットから地面に落ちてドロドロ状態。
とにかく嬉しい!目茶苦茶嬉しい!!75cmの指4本タチウオ。
元気な引きを楽しんだ。
上がってきたキラキラとタチウオの銀白色が目に焼きついた。
背びれが波うって美しかった(感動したぜ!)
ついで2本目、65cmを追加した。
2本目は、それほど感動しなかった。
ただ、ただ1本目の感触が忘れられない。(キモチ~ヨカッタ~)
今回、2回目の釣行で、めでたく初タチウオをGETすることができた。
納得の釣りを終えて帰宅。早速タチウオとの記念写真を撮った。
(タチウオ2本ぶら下げて・・・)
ここからタチウオの本格的な釣りが始まることとなる。
ただ、この時の記念写真が何処いったか、今でも探しているが出てこない。(ガクン)
タチウオの歴史の1ページ、嬉しそうなあの時の顔が・・・。(^^)
自作仕掛けを提供頂いた岡山の2人のおじさん、また、タチウオ釣りを誘ってくれたマツ君などに非常に感謝をしている。タチウオ釣りきっかけを与えてくれた人達だから。ほんとずっと忘れない感謝している。
それとタチウオ君達にも感謝しています。
こんな楽しい釣りを教えてくれたのだから。
永吉
Posted by himeji tachiuo at 12:10│Comments(4)
│太刀魚思い出話
この記事へのコメント
いやぁーいい話だ(笑)
最初の一本がハマるきっかけなんですよねー
自分はつい最近のことであります(笑)
最初の一本がハマるきっかけなんですよねー
自分はつい最近のことであります(笑)
Posted by お兄さん at 2006年11月07日 14:06
>お兄さん
私とマリリン2人共、どちらも負けないくらいタチウオが大好きです。
釣り場や釣り方にもっともっと拘って今以上にハマッテください。
きっと「快感~」になるでしょう。
大型を狙うシーズンは、まだまだ続く。。。
私とマリリン2人共、どちらも負けないくらいタチウオが大好きです。
釣り場や釣り方にもっともっと拘って今以上にハマッテください。
きっと「快感~」になるでしょう。
大型を狙うシーズンは、まだまだ続く。。。
Posted by 永吉 at 2006年11月07日 14:37
ホンッとに良いお話・・・ 文面からビスビス伝わってきましたわ!
僕も会社の上司に連れられて新入社員だった11年前(?)に10月の1万㌧で初めて細ーい太刀魚を釣り上げました
バス馬鹿でその後7年以上太刀釣りには行ってなかったのですが、フトしたきっかけでまた3年前(?)に再開したのです(再開のきっかけが思い出せない 笑)
最近永吉さんの自作仕掛け話に触発されてナイロンライン、極細ワイヤーを駆使した仕掛けを真剣に作り出しましたが、ケミやウキに絡みまくる始末で一向に釣果はあがっていません でもアタリだけは人一倍取れるようになってきたので永吉さんのお陰だなと感謝しています
また今度リアルにお会いした時には是非オリジナル仕掛けについてご教授下さいませ!
僕も会社の上司に連れられて新入社員だった11年前(?)に10月の1万㌧で初めて細ーい太刀魚を釣り上げました
バス馬鹿でその後7年以上太刀釣りには行ってなかったのですが、フトしたきっかけでまた3年前(?)に再開したのです(再開のきっかけが思い出せない 笑)
最近永吉さんの自作仕掛け話に触発されてナイロンライン、極細ワイヤーを駆使した仕掛けを真剣に作り出しましたが、ケミやウキに絡みまくる始末で一向に釣果はあがっていません でもアタリだけは人一倍取れるようになってきたので永吉さんのお陰だなと感謝しています
また今度リアルにお会いした時には是非オリジナル仕掛けについてご教授下さいませ!
Posted by シャドー at 2006年11月07日 19:41
>シャドー様
ありがとうございます。
でもアタリが人一倍取れるようになって
よかったですね。
私のおかげだなんて言って頂いてありがとうございます。嬉しいです。
でもシャードーさんの色々模索、研究された結果だと思います。
また、簡単な自作仕掛けの記事予定しております。
きっと釣果に影響しますよ。
ありがとうございます。
でもアタリが人一倍取れるようになって
よかったですね。
私のおかげだなんて言って頂いてありがとうございます。嬉しいです。
でもシャードーさんの色々模索、研究された結果だと思います。
また、簡単な自作仕掛けの記事予定しております。
きっと釣果に影響しますよ。
Posted by 永吉 at 2006年11月07日 21:00
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